奄美 & 加計呂麻島

奄美大島、六月のインプレッション。衝動を行動にかえるのは、印象の濃さ。味濃いめの奄美大島で、個別のデータに変換したい。オブジェクトは、光線を待っている。観ることで、鑑賞者がいることで、像を浮かび上がらせる。

写真は原版から、同じものを複製できる。その写真から、心の動きも再生できるかもしれない。家族の記念写真を身近に置くのも、そのためでしょうね。日々、進化する技術もありますが、基本は記録。記憶の記録なのでしょうか。

記憶を再生、奄美大島。龍郷は、西郷隆盛のたどり着いたところ。歴史もいいけど、自分で歩くと自分の足跡になるね。何度も何度も、歩きたい。

奄美大島にたどりついたときの忘れられない感情。感情は、自分の中にだけあって、戻そうと思えば帰ってくるもの。不完全なパズルのモザイクが、やがてハッキリしてくるのかもしれない。

沖縄に行ったことのある方は、結構多くいると感じます。すでにだいぶ前のことですが、沖縄ブームがありました。テレビでは、沖縄を舞台にしたあらゆる番組が制作されていました。しかし、奄美大島は、いかがでしょうか？島の面積は、沖縄の3分の2ほどですが、その自然の素晴らしさは、沖縄の離島に匹敵するのです。

インスピレーション。今の時代は、あまり重要視されないかもしれません。でもそれは、ネットよりもはやく伝わっていく。そしてそれは、世代を超えて伝わる部分のみが、研ぎ澄まされて飛んでいく。映像表現の可能性を示唆する媒体として、インスピレーションほど研ぎ澄まされたものはないと思います。