たどり着いた、風にきづく

奄美 & 加計呂麻島

見えないけど、存在するもの

五感で感じる

気づいた

南国の島を吹き抜ける風
6月の風は、なまぬるい
陸地も海水も、十分に熱をため込む
個体、流体、気体
風は自由に流れる
風にのって、流体も個体も流される

奄美大島には、海流の黒潮があたる
赤道の付近からくる、あたたかい暖流
自然のおおきな見えない流れ
流体と気体が混ざって、身体に注ぐ風
衣服を湿らしたり、乾かしたり
体からでる水蒸気は、気体のまますり抜ける

風はいつも、初めて
同じ風は、二度とふかない
でも、この島の風に憧れる
もう一度浴びたい
何度でも吹かれたいと思う

体内を血液が何もなかったように流れていく
気が付くときは、その体液が外に出たとき
外でもなく内でもなく、流れる風
たどり着いたとき、風にきづいた

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